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April 30, 2009
台湾−工夫茶と非情城市を巡る旅−
マイレージの期限が近づいたため、急遽台湾に行く事を決めた。
以前にはまりそうで、あまりはまらなかった「工夫茶」の世界に、もう一度挑戦してみたい!っていう気持ちにもなっていたので、これは好機とばかりにイソイソと旅支度を始めた。
台湾は日本から3時間半程度でつく外国なので、しかも週末をいかした二泊三日のお手軽旅行とあって、支度もいい加減。
でも、そこでハタっと思い出す。台湾に行くなら、映画「非情城市」の街を訪ねない訳にはいかないだろう!!と。。。急いで、台湾の電車の時刻表だの、九份へのアクセス方法だのを調べ出す。九份へは台北から約1時間程度で行ける事が判明。
1日目:
夕方に台湾桃園国際空港に到着。リムジン「ever green」号に乗って台北市内へ。。今回の宿les suites taipei慶城館はMRT(台北地下鉄)の「南京東路」駅から徒歩3分といった好条件のホテル。しかも素晴らしいホスピタリティに溢れたサービスで台湾旅行の常宿にしてやろうと目論んでいる。チェックインを済ませていざ台北市内へ!ホテルにほど近い遼寧街夜市は今回は避けて、まずはカジュアルなレストランで腹ごしらえ。そしてひとしきり食べた後は早速、今回の旅の目的の一つでもあるマッサージへと向かう。この街は24時間不夜城なのだ。その気になれば、いつ何時でもマッサージ、お茶、食事が楽しめてしまうのだ。それも大都市・東京以上に・・・。数時間後、マッサージで完全にデトックスした体をひきずってホテルに戻り、泥のように深い眠りに落ちた。
2日目:
朝6時30分に起床。7時には朝食を頂くべく食堂に降り立つ。この宿の朝食はamazingなので、粥でいくべきか、パンでいくべきか真剣に悩んでしまう。8時半にはホテルを後にし、いざ台北駅へと向かう。先にも記したように宿はMRTの駅にかなり近いので、約10分足らずで台北駅に着いてしまう。ここで台湾鉄道に乗り換えて九份への入口「瑞芳」をめざす。ちょうど1時間後に莒光号が出る予定だったので、チケットを購入。キオスクなんぞで水などを買い、時間まで駅をぶらぶら。列車に乗るとかなりの混みようで、皆九份に行くカンジ?九份は東京で例えるなら、江ノ島・鎌倉なカンジ。週末のちょっとした遠出に地元の人も行くような所なのだろう。案の定、瑞芳の駅で殆どの人が降り立つ。小さな駅が溢れ買える様はまさに6月の北鎌倉の駅を彷彿させる。駅に降り立ち、九份行きのバスを探そうとするもtaxiの運ちゃんに話しかけられ、値段をきくと意外に安いので、タクることに決定。約15分後には九份の入口に到着。渡辺満里奈著「旅ぶくれ」に書いてあったように、坂の上、セブンイレブンの脇の道を入って坂を下りながら観光するコースを選ぶ。(実際は殆どの人がこのコースしか選ばない)やたらと人がいっぱい。ちかも天気が良いので蒼々とした海を眺めながら写真撮影をする人で溢れかえっている。九份の商店街に入って行くと狭い道の両側は活気に溢れた店が並び、どこも興味深い店が多くて、なかなか先に進めない。途中で台北の本店へ行くはずだった阿原肥皂の九份店を見つけて、散々買い物をする。店内のほど良い香りが購買意欲を掻き立てたか!!?その後も茶器屋でウィンドウショッピングをしながら、お目当ての「阿妹茶酒館」に到着したのはすでに2時近く。時間をはずしたせいか、席にすぐ着けた。店の人お勧めの飲茶を注文し、お茶は旅友の薦める「金宣茶」にする。この茶は「文山包種茶」の改良種。ミルクのような匂いたつ香りが特徴のお茶で、青茶の分類。現在、台湾でも人気のある種類のお茶である。姐さんが工夫茶のセットを持って美味しい煎れ方を教えてくれる。酔うような香りに包まれて気持ちが上がってくる。こうなるとどんな食べ物も.5倍は美味しく感じられる。次々に運びこまれる飲茶をドンドン平らげ、茶を飲む。いつのまにか九份の街に雨が降り出し、景色がけぶる。しっとりとした九份も良いものだ。窓からは心地よい風が吹き込んでくる。雨あしが遠のいたので、店を出て台北への帰路につく。帰りは自強号。行きよりもちょっとだけ早く着く。ホテルに戻る前に最大のお目当て、台湾工夫茶の道具を扱う名店「茗泉茶荘」へ向かう。茗泉茶荘は葉玉美さんという目利きの女性オーナーが主宰する人気店。本当は茶葉を売る店なのだが、彼女の審美眼に叶った茶器を置き出し、その品揃えの素晴らしさでも有名になった店なのだ。私もど素人ながら揃えるなら初めの一歩はココがいい。店に行くと他に客はいない。彼女の達者な日本語でいろいろと説明を受ける。けっして高いものを無闇に売りつけたりはしない。途中でやはりこの店目当てでやってきた人が入店したが、彼女は最初の客である私を優先してくれる。でも他の客も葉さんと一緒に茶器を選ぶために来店しているので、じっと自分の番がくるのを待っている。結局2時間くらい葉さんの店にお邪魔して、ようやく自分にあった茶器を最低限揃える。予算に合わないものは「また今度ね」と彼女は笑って言ってくれる。そうまた今度。これを理由にまた台湾に来よう!ようやくもう一人の客の順番が廻ってきたのだ。彼女はちょっと嬉しそうに葉マダムと話し出す。きっと彼女もじっくり時間をかけてマダムの世界へと連れて行かれるのだろうね。両手に溢れかえった荷物を一旦ホテルに預けるべく、南京東路まで戻る。夜は「竹里館」が始めたレストラン「禪風茶趣」を目指し、松江路街へと向かう。このレストランは茶葉を使った滋養料理の店でたいそう上品な台湾料理が楽しめる。元々は竹里館のオーナー黄徳昌さんが台湾茶に合う料理ということで始めたようだ。 既に竹里館本店では食べる事ができないので、食べたければこの松江にある禪風茶趣に出向くしかないのである。まるで日本の懐石料理のごとく、ちょっとずつ出てくる上品な料理はけっこう見た目よりも腹にたまる。最後のスープの頃にはあと一滴でも飲んだら、絶対にリバース!!って具合になっていた。当初、この後に小龍包の名店「県泰豐」そして士林夜市の屋台と目論んでいたことが、いかに無謀かを思い知る。しかし、今日は台湾最後の夜なんで、士林夜市はなんとか一歩きしようと出向く事に・・・。夜10時頃に到着。すでにすごい人混みである。お目当ての買い物を終えて帰宅する人たちもいれば、コレからナイトライフを楽しむべく赴く人もいる。すごい活気だ。年末のアメ横と週末の竹下通りを併せて5倍くらいにしたカンジ。食べ物の屋台街に出たのはいいが、やはり私の胃袋に一分の隙もみつけることは出来なかった残念。故宮博物院の週末夜間拝観の時間も終了していたので、大人しくホテルへと戻る。夜は戦利品を眺めつつ、次回への台湾旅行のメニューに思いを馳せるしまつ☆☆☆。
3日目:
ホテルのチェックインを済ませる。帰りのフライトは午後2:30。空港へは50分足らずで到着できるので、最後の台湾を楽しもうと決意。ホテルのフロントの女の子に一番近いスーパーマーケットを教えてもらい、歩いて出向く。スーパーマーケットは本当にどこの国のものでも気分が上がる。台湾のスーパーでは固形ブイヨン、瓶詰めの調味料、安めのティーバッグ、そして蒸しパン(真空パック)なんぞを購入。そして一駅MRTに乗って「そごう」へ・・・。ここで諦めていた「県泰豐」を発見!!朝食をたらふく食べたばかりだったけど、迷わずin。やはりカラダは正直なので数は食べれないけど、小龍包、海老蒸し餃子、酸辣湯、そしてbeerなどを平らげ、二日目の大満腹を味わい、空港へと向かう。幸せな満腹感を味わいつつ飛行機へ・・・。ビールが効いたのか、搭乗するも直ぐに眠くなり、次に目覚めた時は成田だった。。こうして初台湾を満喫してきた。でもヤバイ。本当にこれは台湾への入口に立たされた旅行となりそうだ。すでに秋頃の台湾旅行を目論みつつある今日このごろなのだ・・・。
投稿者 yucot : April 30, 2009 10:16 AM