March 13, 2007
Short Cuts

監督:Robert Altman 1993年 アメリカ映画
アルトマンといえば「 M★A★S★H」、「 ロング・グッドバイ」。しかし敢えて評価がわれる「ショートカッツ」がことのほか、お気に入り。
何故なら、敬愛する作家Raymond Carverの作品をモチーフにしている映画だから。そして「The Last of the Mohicans」で美しいcoraを演じ、
「12 Monkeys」では知的な精神科医を演じた美人女優Madeleine Stoweも出演しているからなのだ。
9つの短編をモチーフにアメリカの日常と社会問題を浮き彫りにしていくこの作品は実験映画的な要素が強く、賛否両論な作品だけど、私はアルトマンの作品の中では、この作品が一番シンパシーを感じる。
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March 12, 2007
shadows-アメリカの影-

監督:John Cassavetes 1958年 アメリカ映画。
たぶん24〜25歳くらいの頃だろうか、やたらと家に引きこもって映画ばっかり観ていた時期がある。勿論映画館にもいかず宅映画三昧。
その頃、実家の近くのTSUTAYAには郊外店にしては珍しく(?)結構な品揃えでカサベテスの映画もわりと揃っていた。
映画好きの友人から、かなり良いと聞いていたので「こわれゆく女」と「アメリカの影」をレンタルしてみた。当時の心情では「こわれゆく女」のジーナ・ローランズの迫真の演技の方にぐっときてしまった。しかしその後数年たち、別のところで「アメリカの影」を観る事になった。
一度目に観たときには感じなかった、そのザラっとした感触の作風にいっぺんでノックアウト。20歳の頃に好んで眺めていた写真家R・フランクの「THE AMERICANS」を彷彿させる分厚いカンジが本当にカッコイイ。
息子のニックも俳優兼監督なのだが、なかなかジョンの息子らしく良い仕事している。数年前に観た彼の脚本の映画「BLOW」はとっても素晴らしい映画だった。
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March 05, 2007
DISTANCE

「ワンダフルライフ」で初めて、その名を知り、そしてコレは映画館に観に行った最初の作品。
その後、江角マキコ主演の「幻の光」の監督なんだーと知った。勿論、カンヌを賑わせた「誰もしらない」は映画館に駆けつけた。そんな中でやはりこの「DISTANCE」は一番、胸にグンっとくる作品だと思う。静かで、光が白くって、そして少し淋しい。残酷な話だと思うんだけど、とにかく静かなカンジ。是枝監督の白い色がすごく好きだ。
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February 13, 2007
FRIED DRAGON FISH

岩井俊二の初期の作品。
最近のちょっとアマアマなカンジではなく、ハードボイルドな雰囲気の作品。この作品のシチュエーションは本当にカッコ良くて好き。
殺し屋の浅野忠信も良いけど、なんといっても芳本美代子演ずるヒロインのコケティッシュな魅力がいい。
ベスパや、モッズコートといった小物も良い感じです。
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February 05, 2007
DIVA

監督:Jean-Jacques Beineix 1981年 フランス映画
初めて映画館で見たのは高校生の頃だろうか?
新しく上映される作品の前のキャンペーンのようなカンジで「ベネックス・ナイト」の一環で上映されたものを観た。
ヨーロッパ映画にはまりかけていた頃なんだけど、一気にコレでフランスの映画の虜となった。
印象的なブルーがキレイで正直、ストーリーよりも画像の美しさに、はまりこんでしまったのだ。
特に燈台のシーンとDivaとの夜明けの散歩のシーンは印象的で、今までに見た映画の中でも心に残るBest5くらいに君臨している。
最近、こーいうフランス映画が出てこないことが淋しい。。。
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January 25, 2007
はなればなれに

監督:Jean-Luc Godard 1964年 製作 フランス
はずれも多い(というと、怒る人多数だろうな・・・)ゴダール映画。そんな中、気に入っている作品の一つ。
アンナ・カリーナがゴダールのFemme Fatale(ミューズ)だった時代が一番、好きです。
とくにこの作品のアンナは服もなにもかも可愛さ満載!
今で言う、女子の永遠の憧れ男子2女子1のthree pieceの原型はココにあると思う・・・。
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January 24, 2007
The Royal Tenenbaumus

この映画の切ない話もオンガクも何もかもが好き。長女の役で出ているグウィネス・パルトロウは今まであまり好きじゃなかった女優だけど、この作品で大好きになった。
彼女のタバコを吸いながらの入浴シーンは本当にカッコイイ。
スレンダーなプロポーションといつも困った顔のグウィネス。
実子の子供の名前がappleてのも可愛いです。
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January 06, 2007
友だちのうちはどこ?

監督:Abbas Kiarostami 1987年 製作 イラン映画
キアロスタミの映画の中でも、一等好きかも。。。イラン北部の街の風景など、本当に見ていて魅きつけられる。
迷子的な焦燥感あふれる映画の雰囲気も好きだ。
イラン北部大地震がこの映画のロケ地だったため、キアロスタミが再度訪れ、完成した映画「そして人生はつづく」も是非とも観てみないとな・・・。

勿論、「オリーブの林をぬけて」も永遠の気に入り作品なのだけど・・・。

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January 03, 2007
☆PING PONG

監督:曽利文彦 2002年 制作
主演:窪塚洋介、ARATA
脚本:宮藤官九郎
原作:松本大洋
音楽:スーパーカー
公開当時、ちゃんと映画館で見た数少ない邦画。深夜放送で久しぶりに見る。やっぱりとても気持ちの良い映画だ。
この作品は勿論、原作の方を先に知っていて大好きだったので、最初映画化は如何なモノか?と訝ったが、
本当に松本大洋の世界がそこにあった(ような気がする)。
音楽といい、それぞれのキャラといい、言うことがないほど素晴らしい。
マンガの原作とは別にして、一つの映画としても完成度が高いのです。
最後のドラゴンとPECO☆の試合、一つ一つの動きが、松本マンガのコマ割に忠実で、原作ファンには、垂涎もののシーンです。。。
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December 27, 2006
Charlie And The Chocolate Factory

監督:Timothy William Burton 2005年 製作
オトナも楽しいファンタジー。Timの手にかかると、童話の世界もグロテスクにオモシロイ。
クリスマスの時期にうってつけの映画。何度でも観たい作品。今までTim・Burtonの作品の中では「シザーハンズ」が一番好きだったけど、今はコレかなぁ。J・デップはこの役で実の子供から「変な髪型だね」と言われてしまったそう。でも、彼のウィリー・ウォンカはサイコーだ。
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December 14, 2006
素晴らしき哉、人生!

監督:Frank Capra 1946年 製作
自分の人生に於いて最重要な映画だと信じている。
アメリカ(ハリウッド)の良心ともいうべきキャプラの代表作。アメリカの小さな街で起こるクリスマスの奇跡!
主人公は建築家を夢見ていたのだが、父の他界によって夢を断たれる。そして家業を継ぐが、様々な災難により幸福になれない。そして主人公のとった行動は・・・。感動のフィナーレ。まさに「It's a Wonderful life !!」なんだなぁ。
これまでに多分最多の鑑賞を行っている映画。
最初に見たのは小学校の6年生くらいだった。その後何度も繰り返し鑑賞するのだが、オトナになるごとに新たな発見がある。というか、この映画の奥深い部分が理解できるようになっていく。
この映画を見ると、「人間ってスバラシイね」って思えるのです。渡る世間には天使もいたりして・・・!?ってカンジだろーか??
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December 01, 2006
THE SUN(太陽)

監督:Aleksandr Nikolayevich Sokurov 2006年 制作
ロシア・イタリア・フランス・スイス 合作
現在、シネパトス銀座で上映中。ロシア人の監督ソクーロフが描く昭和天皇・HIROHITOの物語。
妻(=皇后)に手を引かれ、息子たちに会いに走る象徴的なシーンで終わる映画。見終わって1週間が過ぎた。いまヒシヒシと余韻を感じている。
ひじょうに秀作だと思う。
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November 17, 2006
かもめ食堂

言わずと知れた今年の大ヒットロングラン映画。フィンランドを舞台にした「やっぱり猫が好き」の映画版のような話。主演は小林聡美、もたいまさこ、片桐はいり。いずれも個性派揃いの顔合わせ。このような紹介を書くだけで、ある程度の内容は期待が出来るものだ。
しかしこの映画の素晴らしいところは、セット、構図などディテールの美しさにあるんではないか?と思う。作り方に非常なる丁寧さを感じた。スキのない演出が素晴らしい。とにかく良く出来ている映画だと思う。
劇場版のパンフレットも女子好みのデザインとなっている。劇場公開に間に合う方は是非ともパンフレットも購入することを、オススメしたい。
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November 15, 2006
EL SUR

監督:Victor Erice 1982年製作
スペイン映画
生涯でこんなに気に入る映画もないと思う。スペイン出身の監督・エリセの第二作目の映画だ。北バスクの自治区に住む家族の話。ラテン(=陽気)のイメージとはほど遠い、荒涼とした風景の田舎町が舞台となっている。
錬金術師の父と娘の関係を、娘の眼差しで描いている話なのだが、非常に緻密に丁寧に展開する映画となっていて、何度観ても新しい発見があることに驚かされてしまう。
同監督はおよそ10年に一本といったペースで作品発表を続けている、ひじょうに寡作な作家でもある。このことから、次回作は2012年ごろと予想されるのだが、現在66歳のエリセ監督。あと何本、エリセの作品を見る事が出来るのだろうか?
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November 14, 2006
鉄コン筋クリート

著者:松本大洋 1994年 刊行(全三巻)
2006年スタジオ4℃によって映画化。映画公式サイト
もう12年も前の松本大洋のマンガである。何故いまさら映画??とも思える出来事だ。
久しぶりにマンガの方を引っ張り出して読んでみる。「やっぱりオモシロイ」。ストーリー展開は結構古典的だけど、松本大洋独特の台詞、図柄、とくにシロとクロのキャラに、はまってしまう。単純で純粋なシロ・クロの言葉はすでに哲学的ともいえる。この雰囲気をはたして映画化できるのかな??
今まで、松本作品は「蒼い春」、「リボルバー」、「ピンポン」と実写で映画化された。ピンポンは特に出演者がマンガのキャラに似せて髪型や眉を剃るという凝りようで、大ヒット。
さてこの鉄コンのアニメ化は如何なもんなんだろうか?WEBで見る限り、やはり絵のタッチは、かなり簡略化されてアニメーション仕様になっている。。。「宝町」を立体的に観てみたい気持ちもあるのだが、マンガ(二次元)でイメージしていたモノが崩れてしまわないかが心配。。。私の場合、映画館にこれを観に行くことはないと思うけど、DVD化された、あかつきには是非観てみよう・・・。
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November 07, 2006
都会のアリス−Alice in den Stadten

監督:Wim Wenders 1973年 制作
ロードムービー三部作の第一作目。
ヴェンダースのかなり初期の作品。4番目に古い作品である。そして、ロード・ムービー三部作(都会のアリス、まわり道、さすらい)の記念すべき第一作でもある。
ヴェンダースの目を通すと、こんなにも都会は淋しく、孤独なのかと思う。N.Yはまるで私の知らない街のようである。(といっても、過去に二度ほどしか行った事がないけど・・・)でも、見終わったあと、なぜだか心に暖かいものがこみ上げてくる作品でもある。不器用な男と無愛想な女の子。二人は同じ星に住んでいるカンジがするからかな??お互いの存在を時に疎ましく、時に同情したり、でも絶対に甘くならない・・・そんな関係がとても切ない。少女が元のあるべき場所に戻る途中、二人は同じ気持ちで(たぶん)列車から風景を眺める。本当に身を乗り出して・・・。その最後のシーンが本当に、この映画全てを象徴しているようだ。。。
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October 15, 2006
PLAY TIME

監督:Jacques Tati 1967年 製作
1969年・モスクワ国際映画祭銀賞、ウィーン映画祭大賞、ストックホルム・スウェーデン映画オスカー
「ぼくの伯父さん」で有名なタチですが、この作品が一番好き。ユロ伯父さんがパリにやってきて、巻き起こす素敵なハプニング!60年代のモダン・デザインの宝庫のような映像!そして、ハイテクをちょっと皮肉るようなstory。何回観ても飽きず!!DVD購入して、日曜の夕方からゴロゴロしながら、ナガラ見をした。基本的にハイテク文化をタチ流のウィットで、ちょっと否定的に描いているんだけど、そのハイテクの象徴として描かれているモダン・デザインの建築、家具、プロダクトはどれも美しく、そういった意味でも見応え満天の作品。
しかし、この作品、実に40年前の作品なんだよね。こうして見ると、はたしてデザインの進化はあったのか?いや、むしろ後退してないか??と不安になる思いがよぎる。